【お茶づくりの科学】茶園の成果を高める!効果的な施肥とアルミニウムの秘めた役割
茶の品質向上や樹勢維持のために、日々欠かせない「施肥(肥料やり)」。
「窒素を入れればアミノ酸(旨味)が増える」ということは知られていますが、実は茶樹ならではの養分吸収の特性や、アルミニウムとの関係を理解することで、より効率的で高品質なお茶づくりが可能になります。
今回は、茶園における有効な施肥とアルミニウムのポイントを分かりやすく解説します!

1. 実は超重要!茶樹と「アルミニウム」の深い関係
多くの作物にとってアルミニウムは生育障害の原因になりますが、茶樹にとってアルミニウムは強い味方(生育促進効果)となります。
① 強酸性土壌(pH 4.0〜5.0)への適応
アルミニウムが存在することで、茶樹の好適pH領域が広がり(pH 4.0〜5.0)、酸性土壌での生育が非常に安定します。土壌のpHが4.0近くまで下がると、アンモニアを硝酸に変える細菌の活動が抑えられるため、アンモニア態窒素を長期間保持できるというメリットも生まれます。
② リン酸の利用効率を調整
茶樹が必要とするリン酸量は一般的な野菜の1/10以下(1〜3 ppm)と少量です。アルミニウムが存在すると、リン酸が少ない時は吸収を高め、逆に多すぎる時は根で蓄えて過剰障害を防ぎ、新芽への移行をスムーズにしてくれます。
③ マグネシウム過剰障害の軽減
葉緑素の核となるマグネシウムは10 ppm前後が好適ですが、濃度が高すぎると障害が出ます。昨今の碾茶ブームで、色の濃い葉を作るために苦土の施用量が増えている園も多いと思いますが、土壌中のアルミニウムが緩和してくれることで、マグネシウム過剰の土壌でも茶がしっかりと生育します。
2. 実はアルミニウムはそこら中にいっぱい!ではなぜアルミニウムの資材が必要なの?
土壌の多くの作物にとってアルミニウムは生育障害の原因になりますが、茶樹にとってアルミニウムは強い味方(生育促進効果)となります。
① 地殻のアルミニウムの含有量はおよそ8%!
地殻(地球の表層の約30kmまでの深さの箇所)にはアルミニウムが8%存在し、酸素・ケイ素に次いで、多く含まれています。お茶が育つ酸性土壌でアルミニウムはイオン化し、作物が吸収したり流亡したりします。
② 茶園の根は浅根!微量要素も10~20年程度で茶樹が吸いつくす!
さらに挿し木で移植する茶樹は根が深くても1m程度といわれています。根が深くまで届かない植物だからこそ、限られた深さの土壌の養分しか吸収できず、改植時にはあったアルミニウムも補給しないとなくなります。※改植時には天地返しをするため、一時的にはアルミニウムが茶が吸収できる範囲にも存在します。
③ おススメは、ほりけんオリジナル資材「アルミン」
では1円玉やアルミ缶などの身近なアルミ製品を茶園に埋めておけば茶が吸収するのかというと、残念ながらそこからは茶はアルミニウムを吸収できません。
そこでほりけんオリジナルの「アルミン」をお使いいただくことがおススメの施用方法となります。アルミンは、お茶がすぐ吸収しやすい水溶性のアルミニウムと腐植酸を粒状にしています。さらに水溶性マグネシウムなどの微量要素もバランスよく加えており、散布もしやすくロングセラーのおススメの商品です!
まとめ:茶樹独自のメカニズムを理解して肥料を最適化し、より高品質で美味しいお茶づくりを目指していきましょう!
樹齢30年を越える茶園など、アルミ不足で樹勢が落ちている園はないでしょうか?
茶樹独自のアルミニウムを必要とするメカニズムを理解し、より高品質なお茶作りにつなげましょう!

アルミン
長年頑張ってくれた茶園の樹勢回復に!
茶の生育に不可欠なアルミニウムと、土壌の保肥力を高める腐植酸をバランス良く配合しました。長年にわたりお茶が吸収したり、自然界に溶脱したアルミニウムの欠乏を補う、土壌改良剤です。
